意味:夫婦二人で離婚について話し合い、その結果を文書にしたものです。
効力:離婚についての決めごとで、言った、言わないとか揉めたとき証拠となります。
メリット:夫婦2人で出来る。
デメリット:簡単にできる反面法的に問題がある場合、支払いの約束が有り、守られないときに強制できない。
意味:公証人役場の公証人が作成する証書です。
効力:法律行為その他私権に関する事実に関する事項を公証人が証明するので、強制執行認諾があれば給与などを裁判
しないで差し押さえが出来ます。
メリット:証拠能力抜群の証書です。払わなければ裁判無しで強制執行ができます。
デメリット:公証役場が開いてないと(土日とかアフター5)出来ません。費用がかかります。
双方の合意があって初めて協議離婚が成立します。
協議離婚は役所が離婚届を受理したときに離婚となります。
よって離婚届提出時に双方が離婚の意思を持っていなければなりません。
片方が承諾していない離婚届は無効です。
調停離婚・・調停成立時
審判離婚・・審判確定日
裁判離婚・・判決確定日
離婚する人の90%が協議離婚ですが、夫婦間に未成年の子がある場合は親権者を定めないと離婚届を受理して
もらえません。尚、親権者を父、監護権者を母とすることで父も納得、母は子を手元で育てられるという協議の
方法もあります。
親の勝手で離婚するので、子は離婚しないときと同じ待遇で養育されなければなりません。
子を手元で育てる親は手元で育てない親から経済状況を鑑み、不足する養育費をもらいます。
この額は協議で決めますが、参考資料があります。
協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産分与の請求が出来ます。
預貯金・・夫名義、妻名義の如何を問わず分与します。
不動産(土地、家屋、マンション等)・・ローンも分けます。
学資保険、生命保険等・・受取人変更、名義替えをします。
不法行為(浮気など)が原因で離婚する場合は、不法行為者に対して慰謝料請求が出来ます。
配偶者が定年退職する年齢とか熟年離婚では年金分割は重要な老後資金となります。
配偶者が専業主婦であった場合は社会保険事務所に奥さんが届けるだけで厚生年金部分の半分が支給してもらえます。
配偶者も会社員であった場合は夫婦の合算年金記録を分けます。この場合は公正証書に年金分割を記載するか、二人で
社会保険事務所へ届け出ます。